【修理の知恵袋】POSレジ起動時に「CMOS checksum error」「日付がおかしい」が出たら?原因と見分け方

POSレジをはじめ、業務用レジは起動画面(POST画面)を普段目にする機会は少ないですが、いざ電源を入れたときに見慣れないエラーが表示されると不安になりますよね。

今回は、実際にお預かりしたPOSレジで表示されていた「CMOS checksum error」「Date and time error」「SATA Port:None」というエラーをもとに、それぞれの原因と見分け方についてお話しします。

こんな症状はありませんか?

「電源を入れるたびに日付・時刻がずれている」: レシートの発行日時がおかしい、営業日が正しく引き継がれないといった症状が出ます。

「起動画面に“CMOS checksum error – Defaults loaded”と表示される」: 設定が初期値に戻ってしまったことを示すメッセージです。

「起動時間がいつもより長い、または起動しないことがある」: ストレージ(HDD/SSD)が正しく認識されていないサインの場合があります。

なぜこのエラーが起こるのか

CMOSエラー・日付のずれについて

POSレジ本体には、電源が切れていても日付や設定情報を保持するための小さなボタン電池(CMOS電池)が内蔵されています。この電池が消耗すると、電源を入れるたびに時計がリセットされ、「Date and time error」「CMOS checksum error」が表示されるようになります。長年稼働しているPOSレジでは経年劣化による電池切れがよくある原因です。

SATA Port:Noneについて

これはPOSレジがHDD・SSDなどのストレージを認識できていない状態を示しています。原因としては、内部の配線(SATAケーブルや電源ケーブル)の接触不良、コネクタの緩み、まれにドライブ自体の故障が考えられます。CMOS電池切れとは別の原因で起こることが多く、切り分けが必要です。

まずは「現状チェック」から

ご自身のレジで判断に迷ったら、まず以下を確認してみてください。

・電源を入れ直すたびに、日付・時刻が同じように毎回ずれるか(→ 電池切れの可能性が高い)
・起動のたびにSATA Portの表示が変わる、または毎回Noneのままか(→ 接触不良か本体故障かの切り分けポイント)
・起動画面でエラーが出た後、通常通りレジソフトが立ち上がるかどうか

エラーメッセージが出ていても通常起動する場合と、そのままレジが立ち上がらない場合とでは対応の緊急度が異なります。判断が難しい場合や内部を開けての確認が必要な場合は、無理に分解せずご相談ください。

まとめ

「CMOS checksum error」や日付のずれは電池切れのサイン、「SATA Port:None」はストレージ側の接続や故障のサインと、原因が異なります。症状を切り分けて把握しておくことで、修理の際もスムーズに対応できます。

POSレジの起動エラー・不具合診断のご相談はポスレジサービスまで